ヒプノセラピー(催眠療法)とは?
ヒプノセラピーを日本語でいうと「催眠療法」のことです。
ギリシャ語で「ヒプノシス」ということを「催眠」ということから 命名されました。
「催眠療法」は「催眠術」でもありませんし、「占い」でもありません。
クライアントさんの「肯定的な変化」のために「催眠」というどの人も一日のうちに10回は自然になっているという リラックスした状態に導くことで、その人が普段は意識していない「無意識」と繋がりやすくして、解決に導いていくものです。
ヒプノセラピーは、目標を叶える「未来療法」や「暗示療法」 そして、自分の思い込みを外すために、幼少期の出来事をもう一度振り返ってその最初の出来事を大人の視点でフレームを変えていく「年齢退行療法」また、理由のわからない、ネガティブな繰り返し起こる感情の原因を幼少期や また、前世に探っていく「前世療法」などがあります。
催眠 それは、特別な状態ということでもありません。
どの人も1日に10回ぐらい自然に出たり、入ったりしている状態です。それは、リラックスして安心している状態です。
例えば、お風呂に入っている時、起きがけ、寝入る寸前読書している時、友達と談笑している時、ドラマを観ている時、高速道路を運転している時などです。
このような時は、脳波ではアルファー波が出ていると言われています。
瞑想をしている状態に近いと言えます。
なぜ、クライアントさんの肯定的な変化のために、催眠状態に導かないといけないのか?
人間の「顕在意識」は10%で、普段意識していない「無意識」は90%もあるのだというお話を聞いたことがあると思います。
頭(意識)で考えていることと、無意識(心)で感じていることにずれが生じると人は「悩み」を生じると言われています。
ですが、催眠状態になると、意識と無意識の間にある クリティカルファカルティというものが外れて、直接無意識に繋がることができると言われています。
個人の無意識には、子どもの頃からの記憶や感情が詰まっています。
また、とても深い部分には、現世を 越えた前世の魂の記憶もあると言われています。
クライアントさんが自分自身と繋がり直すために、 催眠状態に導き、無意識と繋がることで、悩みの原因を知り、ご自身でそれに気づくことができます。
科学的根拠
ヒプノセラピー(催眠療法)と聞くと、あなたはどのような印象をお持ちになりますか?
怪しい、前世が見れる、危険、スピリチュアルなど様々な印象を受けられるのではないでしょうか?
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』のページに下記のような記載があります。
催眠療法は、過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)、状態不安(内科的治療や手術の前など)、更年期障害の症状、乳がん治療によるホットフラッシュ(ほてり)、頭痛、心的外傷後ストレス障害など、さまざまな症状・疾患を対象に研究されてきました。また、疼痛管理や禁煙についても研究されています。
・一部の研究では、IBS患者に対して催眠療法が消化器症状、不安、抑うつ、身体障害および健康に関連する生活の質に役立つ可能性があることを示唆しています。しかし、2018年の米国消化器病学会の勧告では、IBSに対する催眠療法などの心理療法の使用に関するエビデンスは「弱い」ものであり、科学的根拠(エビデンス)の質は「非常に低い」としています。
・催眠療法が一部の痛みを伴う症状・疾患の管理に有用な可能性を示唆するエビデンスが増えています。
・内科的治療や歯科治療に関連した不安に対する催眠療法について、一部の研究が有望な結果を示していますが、全般的にエビデンスは決定的ではありません。
・催眠療法を禁煙に役立てる研究では、相反する結果が出ています。
・催眠療法がホットフラッシュなどの更年期障害の症状の改善に有用な可能性を示唆する一部のエビデンスがあります。北米更年期学会の2015年のポジションペーパーでは、ホットフラッシュの管理に催眠療法を推奨していますが、有望なエビデンスは限られていることを認めています
引用元 https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c02/17.html
効果を確かなものとするエビデンスは決して多くはありません。
しかし、学術論文のまとめサイトである、J-STAGEで、多くの論文が公開されており、まさにこれからエビデンスが確立されていくものだと信じています。
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