催眠とは全ての心理療法の母である
催眠とは全ての心理療法の母である。 ジェフリーザイク(エリクソンファンデーション)
催眠というと、特別なものと考える人もいるかもしれませんが、もっと方も古くから行われていた
心理療法といえます。その歴史は紀元前3000年前のエジプトに遡ると言われています。
古代エジプトの「眠りの寺院」にて、長い回廊の中に、僧侶が癒しを求める人を治療した記録が残っています。
現代における催眠療法は、1957年にアメリカ精神学会で催眠療法が意義があると認められて現在に至っています。
催眠療法が悩んでいた心を癒す原理の一つは、心と体が膠着してクラッシュステートという、堂々巡りをして他の考え方ができなくなっている状態が長く続いている状態から、体と心をゆったりと緩めることによって、他の捉え方感じ方ができるようになるからなのです。
実は催眠とは特別な状態ではなく、人が1日に10回は普通になっている状態なのです。
眠る前、起きてすぐ、風呂に入った時、テレビを見ているとき、携帯を見ている時、小説を読んでいるとき、ドラマを読んでいる時、などです。高速道路で車を運転している時などです。
催眠という状態は、意識と無意識がどちらも活性化している状態です。
そして、リラックスしていて、心と体が緩んでいる状態でもあります。
特別な状態というわけではないのです。多くの大道芸などで催眠を面白おかしく扱っていたせいで催眠というと催眠術を連想して、何か辛いものを食べて甘いと言っているようなものと勘違いされていたりしますが、催眠術と催眠療法は全く違います。
催眠療法は、カウンセリングやコーチングと同じように、クライアントとセラピストが協力してクライアントさんのお悩みや課題に対して肯定的に対等な立場で関わっていくものです。
/この下の写真は2024年の7月にアメリカのサンディエゴで行われた、エリクソン催眠のギリガン先生の
トランスキャンプでの写真です。くじ引きに当たってセッションを直接に受けることができました。